HACCPって何?
さて、いよいよ施行に向けて全国の保健所でHACCPの説明会が始まりましたね。
平成30年6月、食品衛生法が15年ぶりに大改正されました。その中で食品関連事業者にとって一番大きく関係する事は、HACCPの全面的な義務化です。今までの、提供前に経験を活かしてチェックするような方法ではなく、食材を仕入れてから保存・調理してお客さんに提供するまでの間で、健康被害発生の原因となる可能性があるポイントを洗い出して、それぞれのそのポイントでの管理を徹底することで健康被害が発生しないようにするという方法です。出来上がった食品全てをチェックすることが不可能なら、製造の途中での事故を引き起こす可能性を全て消しておくという事です。。
その為には、施設に入って来てから使用し、保存・保管し、包装・盛り付けして提供するまでの間の食材・資材・容器・調理器具などすべての衛生を管理する必要があります。それを管理する方法がHACCPと呼ばれるものです。
HACCPなんだか面倒くさそう、、、
HACCP義務化と簡単に言いますが具体的にやる事は、、、
1.事故を起こさないための計画を立てる事。
(1) 一般衛生管理・・・ほとんどの施設に必要な一般的な衛生管理
=ネットで拾ったコピペでほとんどOKでしょう。
お店ならではの注意点があれば計画に盛り込んでください。
(2) 重要衛生管理・・・それぞれの営業形態によって異なる衛生管理
=しっかり作成しないと事故は防げません。
この2つを作成して毎日実施します。
2.作成した2つの計画を毎日欠かさずに実施する事。
毎日というより危険が起こる可能性があると判断して計画に取り入れたポイントは、
全てその時その時にピンポイントで管理する必要があります。
3.実施したことを記録して保管する事。
保健所の立入検査の際にすぐ提供できる状態にしておく必要があります。
保健所の検査=定期的検査 + 客又は医師の通報による緊急立入検査
通報を受けた保健所職員による立入検査の際に実施記録が無かったら、、、怖いですね
必ず毎日実施してしっかりと保管しておくことが重要です。
4.全員で実施しなければ効果がない事。
最後に、保健所から義務付けられているわけではありませんがとても重要な事は全員で情報を共有して必ず全員で実施しなければ効果がないという事です。10人中9人が清潔でも1人が汚染されていては全く無意味です。お店を守るための事故予防計画ををしっかり正しく実施するためには、情報を共有できる環境が不可欠です。
義務化というと法律で面倒くさい事を押しつけられたようなイメージを持つかもしれませんが、食品に携わる上で一番のリスクといえる食中毒事故の発生確率を下げることができると考えたら、HACCPは自発的に実施すべき事だとおもいませんか?
HACCPを毎日楽に確実に実施するには?
具体的なHACCP計画の作り方や実施について説明する前に、
毎日の実施が楽に簡単になる方法をまずご紹介します。
「なんだか雲行きが怪しくなってきたな!」と思わないでください。次のページでは自分で作成・実施するための方法や注意点をしっかり丁寧にガイドします。
それを見た上で、自分の店でできるのかできないのかを判断してください。
お店でHACCPを実施する上の問題点
1. しっかりとしたプランを立てることができるか
a) 重要管理点(そこを抑えれば食中毒事故にならない工程の一時点)をしっかり判断して選び出す。
b) その重要管理点での適切な処置を決定する。
この2つはHACCPの基本です。いい加減にな内容では何の役にも立ちません。
2. ちゃんと毎日実施し記録に残すことができるか
c) 必ず毎日実施する必要があります。
d) 実施を記録する必要があります。
毎日実施して記録に残してなければ保健所の立ち入り検査の際に発覚することになります。(罰則の実施は2021年からと言われています。)
保健所に提供して頂いた用紙に記入する方法でHACCPを実施するには、営業日数と同じ部数の記入用紙のコピー・プリントアウトが必要です。
3. ちゃんと整理して保管しておくことができるか
e) 毎日の記録を保管しておく。
f) HACCP記録は保健所の求めに応じてすぐに提供できる状態に置く必要がある。
保管義務は過去1年分です。結構な量になります。
保管をしっかりするとともにすぐに提供できる状態に置いておくことは場所と手間がかかります。。
毎日楽にHACCPが実施でき、保管も取り出しもらくらくな方法があります。
ハサログです。
インターネットを利用したHACCP実施支援サービスです。
・スマホを使って、あらかじめ設定しておいた項目に入力するだけでHACCP実施義務が達成できます。
・実施を忘れないように、毎日決められた時間に通知をすることができます。
・大量の紙資料を保管しておく場所が不要です。
・いざという時さっと日にちを指定して取り出すことができます。
・スタッフ全員で実施・共有が可能です。施設の衛生レベルがアップします。
・内容は厚生労働省・日本食品衛生協会の手引書に完全準拠したものです。
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